抜歯とメロン

とうとう我慢の限界に来たようです。母は、口の中が痛い、違和感がある、といいつつ、歯医者に行こうというと「もうすぐ死ぬから」という決まり文句。ところが、今度は素直。気が変わらないうちにさっさと予約。
で、待合室に血管年齢測定なるものがあったので、200円で測ってみたら、私の血管年齢75才ですって。ひえーー、もうすぐ死ぬのは、私の方だわ。母はそれをみて「私はいいわ」。うん、これ、体によくない。
母を治療室に送り届けたら、私は待合室に戻るつもりでした。ところが患者椅子のすぐ横に小さな椅子があって、「どうぞ」って。逃げられなくなりました。私は、あのウイーンという音が嫌いです。身が縮みます。
でも、逃げられない。ああ、これ子供連れのお母さん用の椅子ね。もしもし、私お母さんじゃなくて娘ですけど。て、治療開始。90才の母は親知らず以外、全部そろってます。歯の痛みを知らない人です。
かくいう私もそうです。だから、気づいたときは手遅れなんですね。今回も、奥歯の根が折れてて「抜きましょうね」。とたんに不機嫌な母。いや、口では言いませんが、判るのです。こりゃ後がたいへんだ。
タクシーで先に母を帰して、私はスーパーへ。ご機嫌を治すには、あった、メロンだ。お昼はおうどん。よい出汁で食べてもらいましょうと、日高昆布。で、お昼は案の上、ご機嫌斜め。
そこですかさず、メロンの登場。とたんにパクパク。「歯は?」と聞くと、「そうね、薬が効きだしたわ。」で「貴方も食べなさい、美味しいわよ」。食えるか—、そんな高いもの。それはあんたの夜の分だよ。モデルの体重について。